信州を訪ねて。

夏休みで帰省している学生の次男と共に信州を訪れました。最初に向かったのは、鯖江から車で3時間半の伊那紬の工房です。
伊那紬は、信州の伊那谷で生まれた紬で、その特徴は、手織り機で丹精込めて織られ軽くて柔らかく、しっとりとした風合いにあります。
生産工程を見学させていただきましたが、吟味された玉糸、生糸、真綿から手紡ぎされた紬糸、天蚕糸を特殊な燃糸機で糸繰り、合糸、撚糸など気の遠くなるような行程で糸作りをします。この糸作りこそが柔らかくしっとりした風合いに大切なのだと感じました。さらに、伊那谷で育ったリンゴ、どんぐり、山桜、イチイなどの天然染料で染め上げられるのも特徴ですね。
全て高機による手織りで、一反織るのに10日位かかるそうで、年間の生産数は250反位だそうです。
日本の紬産地にはそれぞれに特徴があります。伊那紬は格子や段ぼかし、そして生地そのものに特徴があります。いくら綺麗で魅力ある柄でも、産地の特徴がなくなるようでは意味がありません。当店では、吟味した「林好み」の伊那紬をご紹介していきます。

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