手織り牛首紬。


昔ながらの製法による「本物の手作り」にこだわっている加藤改石氏(91歳)。織り上がるのは、年間250反です。

気軽なお出掛けに最適な着物の一つに紬があります。全国各地には、いたるところに伝統的な技術に基づきながら創作される個性的な織物が存在します。お隣の石川県の加賀友禅は全国的に有名ですが、「牛首紬」という織物を知っている方は少ないのではないでしょうか。

牛首紬-うしくびつむぎ-…それにしても不思議な名前だと思いませんか?この不思議な名前は、生産地の石川県白山市白峰の旧地名・牛首村に由来しています。釘に引っ掛けても破れず、逆に釘が抜けてしまうほど丈夫なことから、別名「釘抜き紬」とも呼ばれています。その特徴は、二頭の蚕(かいこ)が一つの繭(まゆ)を作ったものを使うこと。この繭の生産は、全体の2~3%の割合で自然発生するもので、この繭の糸を用い織り上げると所々に節ができ、なんともいえない素朴な味わいが生まれます。この味わいこそが、「牛首紬」の最大の魅力ではないでしょうか。

9月または翌年の5月中旬から6月にお召しになるのなら、裏地を付けずに単衣仕立てで、10月頃から翌年の4月下旬までお召しになるなら裏地を付けて袷でお仕立てをします。礼装用の着物(振袖や訪問着など)のような華やかさはありませんが、味わいのある素朴な着物です。

牛首紬の産地でお話を伺った後、奥飛騨温泉郷で一泊し、帰りに世界文化遺産の白川郷に。合掌造り集落の景観が素晴らしいですね。初めて行きました^^

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